2010年4月5日月曜日

男心と春の雪


森吉山は新雪が積もり、白い世界になっていた。まだフカフカの雪を滑る。気持ちいい~。FOJIは雄叫びをあげている。もっと滑っておきたいと思ったけど、何やら目的があるらしく、先を急いでいるようだ。今回も行き先を告げられない、ミステリーツアーなのだ。林間を横切っていると、今度はウロコに雪がついて歩けない。板をバンバン地面にたたきつけて雪をとっている。それでもとれなくて、脱いでスクレーパーで雪をとることを繰り返すが、スムーズに歩けずどうやら怒っている様子。それでも、シールをつけずになんとか目的地へ到着。そして今度は、満足した滑りができたようで、また喜びの雄叫びが聞こえる。私にとっては、もう、雪が重くなっていて、まっすぐ下を向いて滑れない。転んだら足をひねるんじゃないか・・・コワイ。二人だと歩く速さが容赦なく、私の疲労度が極まりない。足にきている・・・ 短時間のうちに変化する春の雪とともにうつろう男心。喜んだり、怒ったり・・・春の雪は危険がいっぱいだ。